京都・伝統工芸(西陣織・京友禅・丹後織物)からインテリア業界向けファブリックを開発
建設DXに取り組む野原グループの野原ホールディングス株式会社は、京都府と西陣織・京友禅・丹後織物の3産地組合を構成員とするシルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアム(以下、コンソーシアム)と、新たな販路開拓等を目的とするプロジェクトの第2期(2022年4月~2023年3月)として、伝統染織技術や織加工技術を取り入れたインテリア業界向けのオリジナルファブリック(生地・織物、13種)を開発し、設計関係者向けの見本帳・ファブリックサンプルブック「情景」を2023年4月28日に発行しました。
これにより、京都・3産地(西陣織・京友禅・丹後織物)が誇る伝統工芸のインテリアとしての可能性を業界関係者に紹介し、インバウンド客向け宿泊施設の高付加価値化・改修時の特注インテリアとしての需要を喚起したいと考えています。
同時に、独自のデザインが特長のオリジナルファブリックを、インテリア・建築・空間デザイン分野における新たな顧客体験価値の創造に役立て、京都・3産地(西陣織・京友禅・丹後織物)の匠の技・独自性・ものづくりの素晴らしさをインバウンド客のみならず、国内外に広め、染織産地の持続可能な発展を応援します。
インテリア業界向け、伝統染織工芸を活かしたオリジナルファブリックと「情景」
オリジナルファブリック(13種)について
特長 |
|
インテリアとしてのおススメポイント | カスタマイズオーダーにて特注製作、一点物のインテリアで高付加価値化 家具の張り地やカーテン等に部分的に使用することで、装飾や差し色として鮮やかな演出ができ、コーディネート次第で施主やオーナーの好みや個性を反映することも可能 |
テキスタイル監修 | 福田貴久子(FUKUDA DESIGN STUDIO) |
ファブリックブック「情景」について
特長 | 設計者が施主に提案しやすい内容 ✓オリジナルファブリックのインテリア使用例をCGで製作し掲載 (インテリアとして空間に採用した際のイメージがわきやすい) ✓生地の素材・色味を実物で確認できる |
デザイン・ディレクション監修 | スコア株式会社 https://scoreworks.jp/ ※ホテルや商業施設等の内装を手掛けるインテリアデザイン事務所 |
部数 | 25部 |
価格 | 無料 ※貸出対応(貸出期間の目安は約1か月) |
取寄方法(フォーム入力) | https://meistercollection.kyoto/contact2/#contact-catalog |
関連リンク | ・デジタルツインカタログ「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」 ・TECTURE MAG「テキスタイルデザイナー福田貴久子氏に聞く、空間デザインに使える伝統テキスタイル開発ストーリー」 |
背景
- インテリア業界の動向(独自性を出すための特注品へのニーズの高まり)
- 2023年度のインバウンド需要の拡大予測(コロナ前(2019年)を上回る4.96兆円と予想)
【参考】野村総合研究所(2023/2/21発表) - 観光庁「新たな観光立国推進基本計画の素案」での宿泊施設の高付加価値化と改修の必要性」の明示
野原グループと京都府のこれまでの取組み
私たちは、コロナ禍の2020年10月、BIMを使って日本の優れたモノ・コトを世界に届ける新たな取組みの一つとして、京都府が誇る伝統工芸品(9社、12製品)を世界最大規模のBIMコンテンツプラットフォーム「bimobject.com」に掲載しました。
この取組みをきっかけに、京都府やシルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアムと、デジタル技術を使って伝統工芸品の新たな魅力を発信する試みや、新規販路の開拓に向けた活動を積み重ねています。
京都・伝統工芸品の新たな魅力発信と野原グループ | |
2020/10/21 | 世界200万人に発信!京都の伝統工芸品をBIMobject® Cloudに初掲載 掲載した伝統工芸品(9社、12製品)の一部は、掲載後約3ヶ月の製品データダウンロード数がインテリアアート・装飾カテゴリ全体のダウンロード数の20%を占めるなど、伝統工芸品への世界的な需要の高さが実証されています。 |
2021/2/18 | 最先端デジタル技術を使用し、XR体験サイト「京きもの語り」の開発を支援 |
2022/3/22 | 伝統工芸(西陣織・京友禅・丹後織物)の建材・インテリア市場参入を支援 |
2023/5/11 | 京都・伝統工芸(西陣織・京友禅・丹後織物)の新規販路開拓へ、インテリア業界向けオリジナルファブリックを開発 |
関連リンク
資料
本件に関する問合せ先
お問い合わせ
【お客さまからの問合せ先】
野原ホールディングス株式会社
VDC事業開発部
e-mail:kyoto-meister-collection@vdc-solution.jp
【報道関係者からの問合せ先】
野原ホールディングス株式会社
マーケティング部ブランドコミュニケーション課
担当:森田、齋藤
e-mail:nhrpreso@nohara-inc.co.jp