アークノハラ 冬に向け、少ない着雪量での落雪を促す着雪防止装置「NHルーフ」を11月より発売
建設DXに取り組む野原グループの株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本力)は、まもなく到来する降雪シーズンの道路標識柱への着雪対策として、太陽光熱を利用することで少ない着雪量での落雪を促す着雪防止装置「NHルーフ」を2023年11月1日から全国で発売します(参考価格は後述)。
着雪防止装置「NHルーフ」は、すでに秋田県内に設置例があり 、2028年6月末までに、門型標識柱25基への設置を目指します(門型標識柱の大きさによってNHルーフの設置個数は異なります)。
アークノハラの道路標識柱への着雪対策装置「NHルーフ」とは
道路標識柱への着雪対策装置「NHルーフ」は、道路標識柱や道路情報板柱などの横梁上に設置し、降雪時の滑雪を促し(少ない着雪量での自然な落雪を促進)、着雪を抑制するロケット型の装置です。
2017年より開発を開始、試験設置などによる検証を経て、2023年11月より全国で販売を始めます。
着雪対策装置「NHルーフ」の特長
道路標識柱への着雪防止装置「NHルーフ」は、太陽光熱を利用し着雪が大きな塊になる前に「こまめな落雪」を促す素材と形状が最大の特長で、
1)道路管理者が高所作業車等を使用し人力により実施していた従来の着雪除去作業の負担を軽減し、
2)集中豪雪により大きな塊となった着雪が日中の気温上昇等で道路走行中の車両に落下することで車両破損や落雪による事故発生の危険性低減が期待できます。
※その他の特長は、リリースPDFをご確認ください。
製品情報(仕様)
基材 | アルミニウム合金材 |
塗装 | ヨシモトポール社製「落雪促進機能付フッ素樹脂系塗装 ノンスノ―α」 |
カラー | 熱吸収率を向上させるダークブラウン |
横寸法(L) | 350mm~1000mmの範囲で対応可能(要ご相談) |
対応の道路標識柱サイズ | 直径サイズ(4タイプ):φ101.6、φ114.3、φ139.8、φ216.3 |
対応の道路標識柱タイプ | ・片持式(オーバーハング式) ・門型式(オーバーヘッド式) |
標準付属品 | 落下防止関連金具 |
販売価格(税別) ※参考価格 |
直径φ216.3の道路標識柱へのL(横寸法):800mmのNHルーフ設置で、135,000円/個
※条件により異なるため、詳しくはお問合せをお願いします。 |
主な開発背景
- 道路標識は、視認性確保のため、走行車線の上部や道路を横断して設置されています。また近年は、局所集中的な豪雪が毎年のように発生しており 、道路標識や支柱の上部への着雪除去と大きな雪塊の道路への落下による道路環境の悪化と事故防止等への対策が急務となっています。
- アークノハラは、一般道、高速道路などの高規格幹線道路 の安全対策事業に昭和30年代から携わり、利用者の安全と事故対策に資するオリジナル製品の開発にも注力してまいりました。近年は、左記に加えて、「道路管理者の管理業務の負担軽減」という視点も重視した製品の開発・拡販も推進しています。
今後の展開
- 2028年6月末までに、門型標識柱25基への設置
- 11月9、10日に東京ビッグサイト 西3・4ホールで開催予定の「ハイウェイテクノフェア2023」(主催:公益財団法人 高速道路調査会)への出展(弊社ブース:小間番号D-11)
- 新技術情報提供システム(NETIS:New Technology Information System、以下NETIS)への登録申請の検討
- 更なる着雪対策製品の開発
お客さまからの問合せ先
組織名 | 株式会社アークノハラ 事業本部 営業部 スペック推進室 (担当:加藤) |
お問合せフォーム | https://arc-nohara.co.jp/contact.html |
メール | aac-kouhou@nohara-inc.co.jp |
参考
- 従来の道路標識柱への着雪除去作業とは
高所作業車等を使用し人力により路面に落下させ、落下地点に居る作業員がスノーダンプで処理するといった危険を伴う作業が行われていました。しかし、作業員と通行車両の安全確保が必要で、作業の軽減と効率化が模索されています。詳しくは、寒地土木研究所「道路案内標識の簡易着雪対策の効果について」(2010年)をご参照ください。 - 高規格幹線道路とは
高速自動車国道」および「一般国道の自動車専用道路」を言います。詳しくは、国土交通省WEBをご参照ください。
関連リンク
資料
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野原グループ株式会社
マーケティング部ブランドコミュニケーション課
担当:森田・齋藤
E-Mail:nhrpreso@nohara-inc.co.jp