2023年1月より基幹システムを刷新、データ活用強化へ
建設DXに取り組む野原グループの野原ホールディングス株式会社は、2023年1月5日から、自社の基幹システム基盤を「SAP S/4HANA」(SAPジャパン社)に刷新したことをお知らせします。基幹システムの刷新により、建材販売に関わる社内の業務の標準化を進め、商取引データの補強と更なる活用の強化、社内業務のDX化を加速させます。
背景
野原グループは、2020年に「クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」をミッションに掲げ、そのビジョンの一つとして、データドリブン(データ駆動型事業の推進)、デジタル化(DIGITALIZATION) を目指しています。
従来、業態が多様な各事業会社の独自性を優先したシステム環境が長く続いており、紙ベースのアナログな業務の多さや、納品直前での変更手配など、手間や手戻りの多い業務フローに合わせた運用をしていました。そのため、グループ内のデータ連携、データ活用による分析などが不十分でした。
狙いは「データの補強と活用」の推進
基幹システムの刷新により、「業務標準化」「マスタ整備」「システム改修」等を行い、受発注データの完全掌握、マーケティングデータ等を含めたビッグデータをベースにした、データドリブン(データ駆動型)なPDCA経営により、事業の成長スピードを加速させます。
これにより、BIM 設計-生産-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」をはじめとする建設DX推進事業と、同事業を支える社内体制の相互強化を目指します。
BIM設計-生産-施工支援プラットフォーム「BuildApp」とは
「BuildApp(ビルドアップ)」は、設計事務所やゼネコンが作成したBIM設計データをより詳細なデータに置き換え、各建設工程で必要なデータとして利活用し建設工程全体の生産性向上を実現するクラウドサービスです。設計積算から生産・流通・施工管理・維持管理までをBIMでつなぐ複数のサービスにより、各プレイヤーに合わせたサービスを提供します。設計・施工の手間・手戻りをなくし、生産・流通を最適化して、コスト削減と廃棄物・CO2削減に貢献します。
「BuildApp」は、建設サプライチェーンの抜本的な効率化と未来へ繋がる成長をサポートし、皆さまと一緒に建設業界をアップデートしていきます。
【WEB】https://build-app.jp/
参考
- BIM(ビム/Building Information Modelingの略称)とは
建築物のデジタルモデルに、部材やコストなど多様な属性データを追加した建築物のデータベースを持たせ、設計・施工・維持管理の各プロセスを横断して活用するためのソリューションです。野原グループでは、2017年よりBIM事業に注力しています。
関連リンク
資料
本件に関する問合せ先
お問い合わせ
【本件に関する報道関係者からの問合せ先】
野原ホールディングス株式会社
ブランドコミュニケーション課
担当:齋藤
E-Mail:nhrpreso@nohara-inc.co.jp